うちは結婚16年目ですが夫婦仲はいいほうで仲良く暮らしています。
周りにはパートナーに対してとても不満がある友人もいてこの違いは何なんだろうと考えてました。
仲が悪い家は「相性」ということもあると思いますが、それで片付けてしまうと生活は楽しくないまま過ごさなくてはなりません。
私は夫婦生活も向き合い方次第で絆が深まったり、お互いを思いやることができると思ってます。
大好きな人と結婚して、人生のパートナーとうまく行くことは長い生活を過ごしていく中でとてもとても大事なことです。
我が家も新婚当初はうまくいってなかった頃もありました。
今は全然ケンカなんてしなくなりましたが、わたしが気を付けていた事や取り組んだ事で誰かのお役に立てれば嬉しいです。
夫婦円満の秘訣① 自分のものではないと気付くこと
結婚し一生のパートナーになったとはいえ、結婚した相手が
一心同体
全て分かち合える人
自分と同じ価値観
自分のもの
になると考えてはいけません。
その人にはその人の「習慣」「ペース」「考え」「意見」「選択の自由」があります。
一緒に生活していけばやっぱり何かしら価値観のズレが出ます。
そして下記はわたしが新婚の頃、交際していた時にはなかった「決めつけ」をしてしまった失敗です。
結婚したからにはパートナーとしてこうあるべきと思いがちなこと
- 妻の自分を一番に優先してくれる
- 言わなくても気付いてくれる
- 自分のことを全て受け入れてくれないとダメ
- 相手のことを全て理解できていなければならない
- 自分が嫌だって言ってるんだから相手が譲ってくれるはず
- 協力してくれるのが当たり前
「自分のことを全て受け入れてくれる、相手のことを全て理解している」なんてことはありません。
価値観の照らし合せが一番時間がかかるかもしれません。
距離感は近すぎてもいけません。
「他人」であるということを忘れず、一人の人間を尊重する距離感が大事です。
自分に大事な時間があるように、相手にも大事な時間があります。
そして価値観のズレでケンカになった時、譲るか譲らないかで早く解決するためには
それは命に関わるほど大事なことなのか?と究極の選択をしてみましょう。
それで考えてみると大抵のことは「ま、いっか~」と譲れる事だったりします。
相手にもそれを考えてもらい、譲れないほどのこだわりのものは話し合いを続行するのです。
それでも新婚の時や子供が生まれてからはよく不満に思って一人で怒っていたりしていました。
こんなにワンオペ育児で疲れてるのになんで遅く帰ってくるの?
夫にも大事な仕事があるし、帰れる状況じゃないかもしれないのに自分を優先することが当たり前だと思っていました。
事あるごとに妻である自分と子供は特別でしょと思ってしまいがちです。
相手にも大切なものはたくさんあるし、誠実な人なら仕事、友達付き合いなど尚更色々なものにしっかり向き合って帰ってくるので時間がかかることもありますよね。
わたしが妻という立場にあぐらをかかないようにするために意識していることはこれです。
わたしは〇〇家の「幸せになってほしいと願われている大事なお子さん」と結婚させてもらった
誰にでも親御さんがいらっしゃって、そこの大事なお子さんと結婚させてもらってます。
その人はわたしのものではなく、○○家の息子さん。
なんなら夫は夫自身。
誰のものでもありません。
大事に、幸せにしなければ。といつも思っています。
こういう考えに至ったのは生まれてきた子ども達のお陰です。
この子達が大きくなって誰かと結婚したら幸せに生きてほしいと願うようになったので、わたしは夫を大事に幸せにできているだろうか?と疑問になったからです。
今は大切な○○家(夫の実家)の息子さんを幸せにしますという感謝の気持ち、夫は夫自身のものという気持ちで結婚生活を送っています(笑)
もしこれを読んでいる旦那様が奥様のことをそうやって思いやってあげることができたら奥様は毎日幸せに笑ってくれると思います。
夫婦円満の秘訣② 選ぶ選択はどちらにもあるということ
ただの言い合いから感情的になって爆発して衝突するとなるととても激しいケンカになりますよね。
「そこまで言うつもりはなかったのに、売り言葉に買い言葉で言いすぎてしまった」
なんてこともあります。
そこでちょこっと思い出してほしいのが
パートナーは「他人だ」ということです。
身内ではないので縁なんて簡単に切れます。
大事なことは、思いやりの心と相手を尊重することです。
自分と価値観が何もかも一致する人なんてこの世に誰一人といません。
話し合いでお互いをすり合わせたり、理解し合ったりするのです。
もしもどうしても合わなかったり、何かきっかけがあって修復不可能となる場合もあると思いますが
離婚になる過程は色々あるように、離婚ポイントは人によって様々です。
離婚を選ぶ人もいれば、不倫して違う相手を選ぶ人もいます。
それは自分自身もその立場であるということです。
相手と続けていくか解消するかを選ぶことは相手も自分も自由です。
因果応報があるように相手を雑に扱うと自分も雑に扱われます。
仲良く年をとりたいと思うなら相手の意見を尊重したり話し合いを進めてお互いがうまく行く方法を探していく方がいいのです。
もし、相手から雑な扱いを受けることがあれば初めのうちでこういうことは嫌だと何が自分の(相手の)一番許せないポイントなのかを伝えておくのも大事です。
夫婦円満の秘訣③ ケンカではなく「会議」をしよう
言い合いのケンカになると思いっきりお互い衝突するか、どちらかが我慢して収まるかという流れになりやすいです。
それでは解決するのも時間がかかりますし、どちらかが不満を持ったままになります。
でも感情が抑えきれなくなるとひどい言葉とか簡単に言えちゃいますよね。
忘れちゃいけないのは
相手は「他人」です。
ちょっとしたことで「信頼関係」は簡単に崩れてしまいます。
その前にその都度ちゃんと「会議」をすることがとても大事です。
家で会議?と思いますよね。
「会議」はそう、ビジネス用語ですよね。
会社では社会人として「マナー」があり「冷静に」話を進めていくと思います。
会議では
相手の意見を聞き、相談、検討、話し合いをする。
もし疑問や食い違いがあれば照らし合せ解消する。
改善点を打ち出し問題解決をする。 などがあります。
我が家では冷静な状態になるまで待ち、ケンカをせず「会議」になります。
それは夫の対応がとても冷静だったのでふとした時に「うちはケンカじゃなく会議になってるな」と気付きました。
冷静になったら話そう
わたしがワーッと言うタイプなのでいつもケンカにはならず夫は冷静を保っていました。
女のヒステリーがめんどくさかったのでしょう。
そのうちわたしも今言ったら理性がなくひどい状態になるし、どうせふーんと聞いてくれないなと分かるようになり、ひとまず色々な面から怒っていることを考えて自分勝手な思考だったり、相手を思いやってなかったりを見つめて冷静に話をするようになりました。
問題が発生したらとりあえず冷静に話し合いたいことを言います。
- 何に怒ってしまったのか
- どうして欲しかったのか
- どうしたかったのか
- 相手の状況はどうだったのか
- 相手はどうしたかったのか
- 相手はこちらにどうして欲しいのか
- 譲り合っていけるのは何か
- 落としどころの確認
会議(ケンカ)までに時間が空くと、怒りが落ち着き考えもだいぶまとまってきます。
そして状況や対策まで考えられます。
怒りがあるうちは相手のことまで考えられないのでひとまず離れて頭で議論したり、友達からアドバイスをもらうのも冷静に考える時間になります。
忙しくて時間がなかったり、話し合いがまとまらなかったらとりあえず次回までにまた考えようね、と約束します。
ほんとに会議ですね(笑)
夫婦円満の秘訣 まとめ
違う生き方をしてきた人間と人間が惹かれあって愛を誓って結婚することが多いと思います。
結婚をしてから変わったと言われたり、言う側だったりもあると思います。
変わらない人なんていないから、成長したり停滞したり、うまく行ったりうまく行かなかったり、時と場合により夫婦仲も順風満帆とはいかないかもしれません。
ですが、どんな状況でも「尊重」して「思いやる」そして「感謝の心を忘れない」という事ができれば相手も自分も立ち直れたり、見つめなおしたり、譲り合ったりして少しずつまた違う夫婦ができると思います。
大事なことはやっぱり「言葉で話し合う」に尽きると思います。
だって、テレパシーなんてなくて言わないと伝わらないから。
自分と丸っきり同じ考えの人なんていないから。
意地なんてどうでもいいときもあります。
実のところ、譲れない事なんてあまりないんじゃないかと思います。
自分の好きな人が笑っている。
自分の大事な人が幸せそうにしている。
それを隣で見ていられる。
それだけで幸せなんじゃないかと思います。
大事な人を大事にするって気持ち。
2人だけの楽しい過ごし方と距離感で人生を楽しく彩っていけたら最高じゃないでしょうか。